大学院生スタートアップグラントは、「科研費の応募資格がなくても、研究を始めたい、続けたい」そんなご要望にお応えして、2018年度に新設されました。

第1回となる今回は、大学院生の方、博士号の取得から2年以内の方を対象として公募を行い、全申請数68件の中から、採択者1名、次点2名を以下の通り決定いたしました。

エディテージ研究費 大学院生スタートアップグラント(50万円)

加瀬 義高(かせ・よしたか)さん
(慶応義塾大学 医学部生理学教室 助教)
分野
神経科学
テーマ
内在性成体神経幹細胞/前駆細胞賦活化(若返り)による神経再生医療

同・次点(25万円)

大崎 晴菜(おおさき・はるな)さん
(弘前大学 農学生命科学研究科農学生命科学専攻 修士課程)

分野
生態学

テーマ
植物同士の多様な関係がつくりだす植食性昆虫の生息場所

採択者メッセージ
この度は採択いただき誠にありがとうございます。私は「植物同士の多様な関係がつくりだす植食性昆虫の生息場所」というテーマのもと、植物や昆虫を対象とした生態学研究に取り組んでいます。動物が餌とする植物の決定機構は、長らく生態学上の重要な課題とされてきました。私は植物同士の相互作用に着目し、昆虫の餌場の決定機構の解明に取り組んでいます。現在は御社の援助のもと、栽培実験や葉の成分分析などによる検証を進めており、植物主体的な観点からも昆虫の分布や共存を考えていく重要性について指摘できると考えております。さらには農業分野への応用も視野にいれ、社会に貢献できるよう今後とも研究に精進して参りたいと思います。


南條 啓孝(なんじょう・よしのり)さん
(総合研究大学院大学 生命科学研究科生理科学専攻)

分野
神経科学・認知科学

テーマ
二者の関係性と合意の神経基盤の関連:二者同時記録MRIによる研究

採択者メッセージ
この度はエディテージ研究費大学院生スタートアップグラントに採択頂いたこと、感謝申し上げます。私はヒトの社会性に関わる行動・脳機能を研究しています。現代社会は、通信技術等の発展が相次ぐこともあり、直接的な人と人との関わりが希薄になっているといわれています。複雑な現代社会だからこそ、ヒトの社会性に関わる行動や脳機能をの研究は、重要な役割を担っていると考えられます。今後、学術的・社会的に貢献できるよう、研究に着手していきたいと思っております。また、研究活動を始めた段階の学生にとって、「大学院生スタートアップグラント」に採択頂いたことは、大変有難く思いました。